調査事例｜天津・情報漏えいに関する調査

依頼者は、中国の天津という街でアプリの開発事業を手掛ける日本人事業主の方でした。

「弊社の開発に関する情報が外部に知れ渡っている可能性があるので調査をして欲しい」とのことでした。

社員4名の小規模の企業ですが、今回は、社員の誰かが不正に情報を漏えいさせている可能性があるとみました。そこで、社員全員の素行調査を行うことにしました。

調査を行ってから数日後、動きがあったのは制作のリーダー格の人物Aでした。

日中に「打ち合わせ」という名目で会社を出たターゲットは、とあるカフェで外部の企業の人間と会っていました。

念の為、その会話の様子は録音しました。

そして解説をすると、この人物は依頼者様の企業のライバル企業の人物で、Aが会社の機密情報を横流ししていたという内容だったのです。

今回の実態をもとに、依頼者自らAに問いただすと、漏えいさせていた事実を認めました。

横流しするかわりに対象企業から賄賂を得ていたということです。当然Aは免職となりましたが、会社が被った被害は大きいです。

現在、現地の弁護士と話を進め、Aを民事訴訟する準備を進めています。