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広州|商品の横流しが疑われたとき

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調査事例|広州

01ご相談の状況

日用品を扱う依頼者様から、広州の卸ルートに自社製品が想定より安い価格で出回っている、というご相談をいただきました。気づいたのは、正規の代理店から「値崩れしている」と連絡が入ったことでした。

社内では、模倣品ではないかという見方と、どこかから正規品が流れているのではないかという見方に分かれていたそうです。どちらであるかによって、対応がまったく変わります。

「まず、出回っているのが本物かどうかを確かめてほしい」というご依頼でした。

02確かめたこと

  1. 1週目 売られているものを見る

    指摘のあった卸売の区域と、通販に出ている出品を確認しました。価格帯、外装、ロット番号の表示のされ方を記録しています。

  2. 1週目後半 本物かどうかを分ける

    外装の印字と表示から、依頼者様が正規に出荷されたものと同じ体裁であることが分かりました。模倣品ではなく、正規品が流れている可能性が高い、という段階です。

  3. 2週目 売っている会社を確かめる

    出品していた業者のうち、継続して扱っている二社について登記を確認。うち一社は、依頼者様の代理店と同じ住所に登記されていました。

  4. 2週目後半 社内の記録と突き合わせる

    依頼者様から出荷の記録をご提供いただき、時期とロットの流れを照らしました。特定の期間の出荷分に集中していることが分かりました。

当初の見立て確認できたこと
当初の見立て模倣品が作られている 確認できたこと外装・表示は正規品と同じ体裁。模倣品ではない可能性が高い
当初の見立て誰かが横流ししている 確認できたこと継続して扱う業者の一社が、正規代理店と同じ住所に登記
当初の見立て広範囲に広がっている 確認できたこと出回っていたのは特定期間の出荷分に集中していた

03結果とその後

報告書には、市場で確認した事実と、登記から分かった住所の一致、そして出荷記録との照合結果を並べました。誰が流したかは書いていません。住所が同じであることと、その代理店が流したことは、別の話だからです。

この案件で、当社が行っていないこと
  • 出品業者や代理店への、身分を伏せた接触・取引の申し込み
  • 倉庫や事務所の内部での確認
  • 権利侵害にあたるかどうかの判断、警告や申し入れ

依頼者様は、この報告をもとに代理店との契約内容を見直され、以後は出荷ロットと納入先を紐づけて管理する形に変えられたと伺っています。相手を追及するより、次に同じことが起きない形にすることを選ばれたケースです。

「模倣品か、正規品の流出か」は、対応がまったく変わる分かれ目です。ここを先に確かめておくと、権利の手続きに費用をかけるべきか、社内の管理を直すべきかの判断がつきます。

掲載にあたり、案件が特定されない範囲で内容を調整しています。

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